ミラノ本場で超肉厚ジューシーミラノ風カツレツを食べてほっぺた落ちまくったお話
ミラノのおいしいレストラン★本場の超分厚いミラノ風カツレツのお店をご紹介!
ちょっと遅めの夏休みでイタリア・ミラノに行って来たおみか。帰国してから、だいぶ経過してしまった、、、。
ミラノ行った行った詐欺、と言われそうなくらい、ミラノ以外で大きな出来事があり過ぎて、全くミラノ記事が書けていない!
みなさま、大変お待たせいたしました。
本日はいよいよ、ミラノのお話ですよっ!!
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このミラノ旅行(といっていいのかどうかもはや微妙)最大の食の目的は、ミラノではなく、パルマにあった。
ああ、パルマ。思い出すだけで、口の中に「リメンバーよだれ」、、、
あの素晴らしいチーズとワインと生ハム、そして何よりも、奇跡のリゾット。
パルマの神の店が衝撃的過ぎて、実際ミラノで何してたっけ、、、
あの店を訪れてからというもの、ミラノに戻っても(日本にいる今だって)神のことばかり考えてしまい。
自分の中でのパルマの閉める割合が、ふつふつと巨大化し、
ふぉーーーー!おみかの99パーセントはパルマでできている!
状態だった。もはや病気よ。
ミラノだって素晴らしかったのよ。薄っぺらく聞こえるけど!
もはやパルマが別格過ぎて、かすんでしまいそうになるだけなの!
忘れてないよ、ミラノ!
ミラノ風カツレツってどんなの?食べてみたくない?
本日は、ミラノ本場で、とんでもなく美味なミラノ風カツレツを食べたお話。超分厚いの。おったまげー。
カツレツと言えば。
ミラノ風カツレツ。
ウィーン風カツレツも有名ですね。
おみかね、シュニッツェル(ウィーン風カツレツ)大好きなの。
初めてウィーンを訪れた時に食べたウィーン風カツレツがスーパー美味だった。
あれはウィーンの老舗中の老舗、カフェツェントラル。忘れられない、両てのひら広げたよりも、顔ふたつぶんよりも大きい、黄金色のエンドレスサクサク、、、口当たりが軽いからペロッといけちゃうんだ。
で、ウィーン風カツレツとミラノ風カツレツの違いは諸説あるらしいのですが(ネット情報ね)
おみかは、イタリアとオーストリアっておとなり同士だからね、どちらも、あのお肉を叩いてのばして揚げる平たいカリカリの、まあ、似たり寄ったりでしょう的な認識を持っていたのですよ。
この旅の出発前に、ミラノ在住の旧友Eちゃんから「ミラノで何食べたい?」と聞かれた時、
そうねぇ、とりあえず
ミラノ風カツレツが食べたいかな?
ミラノだし。
とリクエストしたのね。
心優しく仕事の出来るEちゃんは、そんなおみかの雑なリクエストの為に、イタリア人の友人のみなさまにミラノ風カツレツのおすすめのお店調査をしてくれたのだよ。
ありがとう、Eちゃん。
あなた本当に素晴らしいよ!
そして、日本の仕事をほっぽって(うそ!)無事ミラノに到着、Eちゃんと感動の再会を果たした。
Eちゃんは、リサーチの結果、
子牛の肉でカツレツを作っているお店
を予約してくれたのです。Eちゃんもまだ行ったことないお店とのこと。うおー楽しみーーー!
ミラノ風カツレツのお店へ、路線バスでGo!
そして、金曜の夜。
Eちゃんとミラノ中央駅で待ち合わせ、無事合流。
「おみかちゃん、今日はバスで行ってみようか。中央駅からその店へは、バスですぐそばまで行けるから」
勿論おっけー!
ということで、ミラノ路線バス初乗車。
ミラノ中央駅のタクシー乗り場のそのまた向こうにあるバス乗り場へ。
バスの番号は90番。
地下鉄乗る時に、いちいち切符買うのも面倒なので、10回分の回数券を既に購入してたおみか。これ、バスにも使えるのね。乗車して、回数券をバス前方にある機械に読み込ませて、
はい、これでオッケー。
あとは目的の停留所に着く時にボタンを押して降りれば良い。
とはいえ、停留所のアナウンス、なんて言っているか良く聞こえないし、風景も全くわからないので、イタリアの路線バス、初心者には難易度高い。色んな人が乗ってくるからね、スリにも要注意よ!
今回は、Eちゃん同行のお陰で、無事最寄りのバス停で降りる事が出来ました。
バス停を降り、お店までは100メートルちょっとくらいかな?道が暗いぞ。
ガソリンスタンドの横にお店が見える。
その周囲にはほぼ何もなし。ぽつーーーん。
完全に地元の人のお店、というのがひと目でわかる。
お店の名前は、
TRATTORIA DEL NUOVO MACELLO
ホームページもありますよ。
ネット予約可。
Trattoria del Nuovo Macello | Ristorante a Milano
イタリア語だけでなく英語もあるから安心!
お店への地図や行き方は一番下に貼っておくから、興味ある人は見てね!
ミラノ風カツレツと、謎のミネストローネ(?)を頂く
お店に無事たどり着いた。
看板を見上げて気づいた。
看板も店内も、やけに暗いぞ?
そう、我々、お店のオープン時間に合わせて19時半からの予約していたのですが、19時15分くらいに到着してしまったのねー。
イタリアの夜ご飯タイムは遅いのだ。19時半から開店する店多し!ご注意あれ!
19時25分くらいに、入り口にパッと明かりが付き、ドアが開いた。
外からのぞいたりうろうろしたからかな?
開店5分前に、無事入店。
予約の確認をされ、テーブルへ。
まずはワインのオーダーといきたい所だか、
この店のミラノ風カツレツはオーダーしてからできあがるまで時間がかかるらしい。
↓ほら、待ち時間25分て書いてある。
ミラノ風カツレツは
Coteletta
といいます。
(おみかのメニューは英語版)
ということで、まずはCoteletta ミラノ風カツレツをオーダーし、ゆっくりとワインを選び、他のメニューに目を通そう。
ていうか!
子牛肉のカツレツで、この価格
27ユーロ!
安すぎる、、、
サイドは、
生ハムとサラミの盛り合わせは外せない。パルマで食べた生ハムと生サラミが素晴らし過ぎて、今や、とりこです。
野菜も食べたい。
でもお野菜的メニューが少ないね。そこで、店員さんに聞いた。
リクエストしたら作ってくれるかもしれないし。
あのーすみせん、
野菜が食べたいんですけど、野菜のグリル的なお皿ってありませんか?
店員さん「ミネストローネをすすめるわ!」
えーと、
ミネストローネってスープよね?
我々的には、もっと、ヤサイヤサイしたものを頂きたいのだが、、、
そして店員さん、更に続けた。
「えっとね、ミネストローネのことは忘れて!」
え、えーと、戸惑うぞ?
忘れて!とは?
店員さん
「うちの店のミネストローネは、いわゆるミネストローネとは違うの。
グリルした野菜なども入っているし、スープはトマトベースのミネストローネスープではなくて、野菜のエキスなの。
だから、野菜を食べたいなら、是非ミネストローネをオーダーして!」
って。
そ、そうなの?そんなに言うなら!
よっしゃ、わかった。
ミネストローネぺるふぁぼーれ!!
しばらくしてパンなどが運ばれて来ました。
パン美味しい。たくさん食べちゃうと、カツレツを美味しく食べられないからダメダメ、と我慢。
そしてプロシュートがやって来た。
塩気が控えめ、うまみたっぷりアミノ酸の味!東京では絶対食べられない。ワインにもよく合う。とても美味しい!
だがしかし!
贅沢な想いが頭をよぎるのよ。
(パルマでプロシュートやサラミを食べていなければ、このプロシュートだって、もっと、もっと美味しい!って思ってたはず、、、)
これぞパルマショック。
悲しいかな、パルマの前では、何を食べてもかすんでしまう。でもわかってほしいのよ、
このお店のレベルは、相当高い!
19時半を過ぎ、おみか達がオーダーをすませた頃から、ぞくぞくとお客さんがやって来た。
周りには、ガソリンスタンドしか無い場所なのよ、気がついたら、お店は満席。
みんな美味しい所に、人は集まるのね。
口の中の温度でプロシュートの油が溶けて、ワインを口に含み。至福エンドレス。
何かが頭をよぎるのは、もう仕方がない。
横に置いておこう!
そして、気になってたミネストローネ。
ひたすら興味津々だったおみか達。
運ばれて来たミネストローネをみて、おおお!
想像の斜め上のそのまた上だった。
ミネストローネで、ミネストローネではない(なんのこっちゃ!)ミネストローネ!
これは、ミネストローネですか??
最初は野菜のエキスなしの状態。テーブルでエキスを注いでくれて完成なのです。
ああ、グリル野菜も入っている!
そう、これだったのよ!おみか達の欲していたお野菜!
どの野菜もスーパーあまーーーーーーい!
野菜の優しい、自然のままの甘みと旨味がぎゅっとつまってる。
おみかのミネストローネ史に残るミネストローネっぽくない、とんでもなく美味しいミネストローネ!
ワーキャーしつつ、次々運ばれてくる美味しいお料理に満足していた所へ、本日のメインミラノ風カツレツの登場!
いやはや、これもたおみかの予想のはるか上を超えてきた。
これ、絶対現地に住んで3年くらいしてやっと見つけられるような、ミラクルカツレツだわよ。
全然平べったくない!
とにかく分厚い子牛肉!
分厚い、骨付き子牛肉にパン粉がまぶされ、黄金色に揚げられている!
いわゆるガイドブックに出ているミラノ風カツレツと全然違うーーーーーーーー!
でも断然こっちの方が美味しそうーーーーーーーーーー!
この絶妙な焼き?揚げ?加減。
ほかのテーブルチラ見したけど、断面全てこの美しいピンクだったわ!
絶妙すぎる!
素晴らしい火の通し加減に驚愕、クラクラ。
みてよこの綺麗なピンク。
肉汁ジュワーなジューシーさにもクラクラです。不揃いな粒の岩塩と頂くの。
味が研ぎ澄まされて、うううーーーうまい(涙)
何度も言うけど、いわゆるミラノ風カツレツはウィーン風カツレツの様に平べったい。
ここの店のカツレツは、実は昔のミラノ風カツレツは平べったくなかったというので、このお店のシェフがその味を再現するべく、この形になったのだそう。
この絶妙な火の通りの肉をゲストに提供する為、シェフはずっとお肉にはりついているとか。
イタリアの美食に万歳!
本当に素晴らしかった。
最後はジェラートを美味しくいただきました。
イタリア、なんと罪深く奥深い国。
イタリア人はおしゃれと美味しいものだけに全てのエネルギーを消費している。
そして、それ以外はどうでもいいと思ってる。
というのがおみかとEちゃんの共通見解となりました。
お店の概要とアクセス
気になるあなた!電車で行く事も出来るから安心して。
あとはタクシーも可能。
バスは初心者にはちょっと難易度高いかと。
ミラノに来たら是非行って頂きたい。
この素晴らしいミラノ風カツレツを食べて欲しい。食べてきたら、報告してね!
バスで行く場合は、ミラノ中央駅近くのPiazza Luigi Di Savoniaから90番のバスに乗ってViale Morise(モリーゼ通り)で降りればいいのかな。現地でご自身でも調べてみてね。
電車で行く場合はMilano Porta Vittoria駅が近い。ミラノの近郊列車S1,2,5,6,12,13番が停まるみたい。
Trattoria del Nuovo Macello
Via. C. Lombroso, 20 Milano
tel. +39 02 59902122
+39 02 5457714
info@trattoriadelnuovomacello.it
日曜休
以上、ご報告でしたー!
ちゃお。
あーイタリア(パルマ!)戻りたい、、、
おみかでした。